Story

2021年にはNHKでドラマ化された、宅間孝行原作の舞台「流れ星」を創作展で上映!

あらすじ

時は現代、星野謙作と妻・夏子の熟年夫婦が営む古びた下宿屋「徳秀館」。
ろくに会話もない、冷え切った二人の関係は謙作が突然帰らぬ人になったことで終わりを告げる。
夫が先立って10日目のこと、魔法使いと称する謎の女マリーが夏子の前に現れる。
マリーは夏子の願いを四つ叶えてくれるといい。夏子が願ったのは「タイムスリップ」だった。
それは昭和四十五年、大阪万博が開かれ、謙作と結婚する前に好きだった人・中富がいた時代。
過去に戻れた夏子は若かりし頃の夏子と夏子の父が営む「徳秀館」にマリーと共にお手伝いとして住み込み、
好きだった中富と若い夏子をくっつけようと奔走する。
ところが、当時、取り立て屋だった謙作も下宿屋に住み込むこととなり…
個性豊かな面々で溢れた活気いっぱいの下宿屋で夏子は歴史を変えられるのか?
マリーはなぜ四つの願いを叶えてあげると現れたのか?
夏子の知らなかった真実が次第に明らかになっていく、奇跡と軌跡の物語。